2011年03月14日

次のコミックリュウは私が表紙です。

もうすぐ発売になる次のコミックリュウ五月号は私こと村山慶が表紙です。
私が、といっても私の絵が、ですね。決して私の顔がでかでかと載ったりするわけではありません。
連載も始まったりします。
原稿には地震の日の朝まで手をいれてましたから、本当に危ないタイミングでした。

あと、地震後に停電から回復した後、書店にまわすペーパー用の絵も描きました。

地震でなにが辛いといっても、部屋の惨状(荷物、特に本で部屋が埋もれました)もそうですが、やはり停電です。断水もあわせまさか二日続くとは思っても見ませんでした。
私はペンで描いてデジタル取り込みする派なんですが、そのペンですら明かりがないといれられません。周囲はすべて停電で、公共交通機関も止まっていますし、バイクがあってもどこに行けばいいのか分からない。そもそも信号すら点いていないのです。
地震直後は意外に通じた電話も、その後電波状況も悪ければ接続が混み合ってるのか制限されてるのか、こちらからはぜんぜんかけれない。バッテリがこころもとないからネットも必要最低限しかみれない。暖を取ろうにも当然コタツも石油ファンヒーターもつかない(しまった、小型の石油ストーブにしとけばよかった、というのは後の祭りです)。
非常用の明かりなんて最初にすっ飛ばされて初日はどこにいったか分かりませんでした。
でもそもそも、停電なんてすぐに回復するなんて思ってましたから、別に探す必要すら感じてなかったのです(まさか原発がああなってるとは!)。
唯一ほっとしたのは、東京がゆれた程度で比較的無事だったこと。不謹慎ながら原稿の行く末が一番心配でした。あと本がちゃんと発行されるかということ。
逆に、茨城沖で地震があったらしい、と聞いていたので、一番ひどいのがここ茨城だと思っていました。だからこそ、まあひどいことはひどかったけど大したことはないと思っていてだから停電断水もすぐ終わると思っていて、まさか東北(茨城北部含む)があんなことになってるとは。停電終了後、ネットを見て絶句でした。
そのうえ、四月末まで輪番停電(一日七時間)、その後も延長あり(といっても今日は実施されませんでしたが)。
出版業界だけを考えても、かなり痛い事態だと思います。
まず東北太平洋岸に住まわれてた作家の方もいらっしゃるでしょうし、私なんかでも被災を心配される側でした(実際にちょっとは被災してるわけなんですが)。また東京周辺に住まわれてて輪番停電の影響を受ける方も多いでしょう。公共交通機関もかなりダメージが大きいと思います。私など東京に出れなくなってます。つまり、原材料の生産能力が落ちて、その上編集・発行に必要な電力・紙の供給、流通などの能力もおちて、更に需要(読者)も減るのです。私の作品を読んでくれただろう人も……。
供給・流通はやがて回復するでしょうけど、需要は、そうはいきません。
身勝手な考えですけど、なによりそれが痛いです。
なるべく多くの人が助かって、なるべく早くいつもの生活に戻れることを願います。
posted by 村山慶 at 23:45| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
震災で亡くなった人の中にも、未来の読者がいたでしょうね。
Posted by 翼 at 2012年05月25日 12:24
> 翼さん

残念です。
私の親戚一家は冒険譚そのもののような脱出劇で危うく難を逃れることができたのですが、亡くなられた方々には心から冥福をお祈りしたいと思います。
Posted by 村山慶 at 2012年06月08日 07:25
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